Pub Antiquarian 『新青年』研究会のブログ

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7月14日、7月例会が専修大学神保町校舎で開かれました。


発表は、湯浅篤志さんの「蓄音機ファン、レコードファン――上司小剣野村胡堂――」でした。


湯浅篤志さん「蓄音機ファン、レコードファン――上司小剣野村胡堂――」
・小説家の上司小剣は、蓄音機を熱狂的に愛した人として知られています。その思いをまとめた『蓄音機読本』(昭和11年)の内容にふれながら、徹底した機械式蓄音機ファンぶりを紹介しました。一方、小説家の野村胡堂は、レコードファンとして有名です。「あらえびす」の名前で著した、自らの一万枚以上にも及ぶレコード蒐集への情熱を紹介しました。さらに、音楽芸術の普及のためには、鑑賞教育の必要性があると考えていたことにもふれました。