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7月18日、７月例会が新宿ルノアールマイスペースで開かれました。

発表は、谷口基さん+末永昭二さんの「小栗虫太郎と馬来」でした。

谷口基さん＋末永昭二さん「小栗虫太郎と馬来」
・小説家の小栗虫太郎は、昭和１６年１１月にマレー、ビルマ、スマトラ、ジャワ、比島など各地域に配属された陸軍報道班員のひとりとして出かけました。マレーを中心にした戦地における唯一の作品である「南征雑稿」の内容を指標にしながら、同時期に任命されていた海音寺潮五郎やほかの作家たちから見た小栗虫太郎の姿や当地のようすを、小栗のさまざまな作品の言葉と付け合わせることで浮き彫りにしました。また、小栗の乗った船での出来事に関連して、井伏鱒二の「遙拝隊長」における登場人物のとの類似性について言及がありました。