9月27日、9月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。
末永昭二さん「城田シュレーダー総括」
・『新青年』昭和6年2月号に「決闘」を掲載した城田シュレーダーの人物紹介と、三十数編に上る作品の簡単な梗概を発表しました。作品内におけるシュレーダーを聞き手としてとらえ、各作品におけるキャラクター設定を考察しました。さらに、父、エフ・シロダのことや、また城戸禮との推察される関係などを述べました。『犯罪実話』『犯罪科学』『犯罪公論』などの雑誌にシュレーダーの作品の多くが掲載されている事実をふまえ、押川春浪と小栗虫太郎を結ぶ作家としての位置づけの可能性について触れました。
