Pub Antiquarian 『新青年』研究会のブログ

『新青年』研究会の最新情報をお伝えするブログです。

例会

2012年7月21日(土)に、7月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。・「乱歩で散歩(浅草編)」(2012年6月24日撮影)の上映 ・紀田順一郎著『乱歩彷徨 なぜ読み継がれるのか』(春風社、2011年)の読書会7月例会は研究報告をお休みし、会員有志によっ…

2012年5月19日(土)に、5月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。発表は、平山雄一さんの「江戸川乱歩、大倉テル子とヨーロッパの生埋め伝承について」でした。 ・平山雄一さん「江戸川乱歩、大倉テル子とヨーロッパの生埋め伝承について」「妖影」…

2011年5月7日(土)に、5月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、浜田雄介さん「小酒井不木の環境への取り組み」でした。 ・浜田雄介さん「小酒井不木の環境への取り組み」小酒井不木の『生命神秘論』(大正4年)における、物質と生命の間に進化…

1月例会が、1月29日に専修大学神田校舎で開かれました。発表は、平山雄一さんの「江戸川乱歩『何者』と日本陸軍」でした。 ・平山雄一さん「江戸川乱歩『何者』と日本陸軍」 江戸川乱歩『何者』(1929年11月〜12月)を題材にして、日本陸軍の徴兵制度および…

12月18日(土)に、12月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、 谷口基さんの「占領期雑誌資料に見るミステリ研究の可能性」と末國善己さん「山本周五郎の新発見資料について」でした。 ・谷口基さん「占領期雑誌資料に見るミステリ研究の可能性」 …

9月11日(土)に、9月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、湯浅篤志さんの「大正期のカフェについて」でした。 ・湯浅篤志さん「大正期のカフェについて」松崎天民は「カフエー行脚 日本全国カフエーところどころ」というエッセイを、『サンデー…

7月10日(土)に、7月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、末國善己さんの「国枝史郎の『恐怖街』について」でした。 ・末國善己さん「国枝史郎の『恐怖街』について」 末國善己さんが、2010年4月に、国枝史郎の翻訳書『恐怖街』(松光書院、1939…

5月29日(土)に、5月例会が専修大学神田校舎で開かれました。 発表は、平山雄一さんの「『中央少年』第二巻第四号について」および「野村胡堂と山中峯太郎の関係について」でした。・「『中央少年』第二巻第四号について」 江戸川乱歩が少年時代に仲間とと…

4月17日、4月例会が、専修大学神田神保町校舎で開かれました。 発表は、黒岩裕市さんの「何が、どう「イケナイ」のか――河岡潮風の「男色反対論」を中心に」でした。 黒岩裕市さん「何が、どう「イケナイ」のか――河岡潮風の「男色反対論」を中心に」 ・河…

3月13日、3月例会が、専修大学神田神保町校舎で開かれました。 発表は、鈴木優作さんの「夢野久作文学のフロイト的解釈」でした。 鈴木優作さん「夢野久作文学のフロイト的解釈」 ・今までの夢野久作の作品研究においては、フロイト的な解釈が不完全なも…

1月23日、1月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、黒田明さん「高木彬光の時代小説」でした。黒田明さん「高木彬光の時代小説」 ・高木彬光と時代小説の関係は、作家デビュー当時にまで遡ります。「刺青殺人事件」でデビューした翌年に書かれた短…

12月19日、12月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、浜田雄介さんの「「半七捕物帳」と探偵小説史について」でした。 浜田雄介さん「「半七捕物帳」と探偵小説史について」・岡本綺堂「半七捕物帳」の成立の周辺をたどり、探偵小説の歴史を見るに…

7月18日、7月例会が新宿ルノアールマイスペースで開かれました。発表は、谷口基さん+末永昭二さんの「小栗虫太郎と馬来」でした。谷口基さん+末永昭二さん「小栗虫太郎と馬来」 ・小説家の小栗虫太郎は、昭和16年11月にマレー、ビルマ、スマトラ、ジャ…

3月7日、3月例会が専修大学神田校舎で開かれました。発表は、湯浅篤志さんの「角田喜久雄とスキー ――「死体昇天」を視座として」でした。 湯浅篤志さん「角田喜久雄とスキー ――「死体昇天」を視座として」 ・小説家の角田喜久雄は、昭和3年ころからスキ…

10月11日、10月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。発表は、黒田明さんの「戦前期における、横溝正史三つの顔 翻訳家、時代小説家、少年小説家」でした。 黒田明さん「戦前期における、横溝正史三つの顔 翻訳家、時代小説家、少年小説家」・戦前期…

9月27日、9月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。 発表は、末永昭二さんの「城田シュレーダー総括」でした。末永昭二さん「城田シュレーダー総括」 ・『新青年』昭和6年2月号に「決闘」を掲載した城田シュレーダーの人物紹介と、三十数編に上る作…

7月12日、7月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。発表は、末國善己さんの「三津木春影『呉田博士』について」と大鷹涼子さんの「夢野久作『ドグラ・マグラ』出版前後」でした。 末國善己さん「三津木春影『呉田博士』について」 ・三津木春影の『…

5月17日、5月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。発表は、黒岩裕市さんの「性欲学言説とその変容」と湯浅篤志さんの「素材としての映画---長田幹彦の場合」でした。 黒岩裕市さん「性欲学言説とその変容」 ・大正時代に流行した性欲学において、同…

3月29日、3月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。 発表は、小松史生子さんの「乱歩と名古屋」でした。 小松史生子さん「乱歩と名古屋」江戸川乱歩と名古屋の関係を考えたとき、「名古屋のモダニズム」が背景として浮かび上がってきます。たとえば…

2月23日、2月例会が専修大学神田神保町校舎で開かれました。 発表は、大森恭子さんの「探偵小説とナンセンス文学:徳川夢声の『オベタイ・ブルブル事件』を一例に」と、島村匠さんの「鏡花の方法――『眉かくしの霊』試論――」でした。 大森恭子さん「探偵小説…

1月26日、1月例会がルノアールマイスペース飯田橋西口店で開かれました。発表は、黒田明さんの「横溝正史の別名義作品(2)」でした。 昨年6月発表の続きになります。黒田明さん「横溝正史の別名義作品(2)」 ・横溝正史の別名義作品に関する報告を行いま…

8月31日、8月例会が専修大学神田校舎で開かれました。 発表は、天瀬裕康さんの「乾信一郎の隠れた業績――悲しいからユーモアを――」でした。 そのほか、運営会議が行われ、『新青年』趣味13号「角田喜久雄特集」の進行、ミセレイニアス・コレクション『浜尾四…

7月14日、7月例会が専修大学神保町校舎で開かれました。 発表は、湯浅篤志さんの「蓄音機ファン、レコードファン――上司小剣と野村胡堂――」でした。 湯浅篤志さん「蓄音機ファン、レコードファン――上司小剣と野村胡堂――」 ・小説家の上司小剣は、蓄音機を熱狂…

6月9日、6月例会が専修大学神保町校舎で開かれました。 発表は、黒田明さんの「横溝正史の別名義作品」と、大鷹涼子さんの「夢野久作『ドグラ・マグラ』「はしがき」(草稿)に関する考察」でした。 黒田明さん「横溝正史の別名義作品」 ・横溝正史の別名義…

5月5日、5月例会が豊島区勤労福祉会館で開かれました。発表は、末永昭二さんの「ラジオ雑誌と海野十三」でした。また、その他、今後の運営会議が行われました。末永昭二さん「ラジオ雑誌と海野十三」 ・海野十三のデビューはラジオ雑誌でしたが、ラジオの…

4月14日、4月例会が豊島区勤労福祉会館で開かれました。 発表は、黒田明さんの「横溝正史とルパン冒険譚について」と、浜田雄介さんの「探偵実話について 2」でした。 黒田明さん「横溝正史とルパン冒険譚について」 モーリス・ルブランが描いたアルセ…

★3月10日、3月例会が豊島区勤労福祉会館にて開かれました。 発表は、横井司さんの「戸田巽のこと」と、浜田雄介さんの「探偵実話について」でした。横井司さん「戸田巽のこと」 ・探偵小説作家、戸田巽の略歴と新たな書誌の報告を行ないました。明治39年に…

★1月20日、1月例会が豊島区勤労福祉会館にて開かれました。 発表は、湯浅篤志さん「少女小説作家としてのペンネーム『花房春村』」と末國善己さん「野村胡堂の探偵小説について」でした。 湯浅篤志さん「少女小説作家としてのペンネーム『花房春村』」 ・雑…